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探偵コラム

怪しい興信所の特徴とは?主な詐欺的行為も解説します!

浮気調査や人探し、結婚調査など、素人では難しい調査をおこなってもらえるのが興信所です。トラブルを抱える市民にとって頼りになる存在ですが、中には詐欺的な行為をする怪しい興信所もあるので注意しなければいけません。
今回は怪しい興信所の特徴について、主な詐欺的行為と一緒に解説。ぜひ興信所選びの参考にしてください。

興信所や探偵事務所に対するクレームは少なくない

やや古いデータではありますが、独立行政法人国民生活センターが2016年に発表した「探偵業者に関する消費生活相談」によると、興信所や探偵事務所に関するクレーム・苦情件数は2016年で7,246件。2011年は1,658件だったため、4倍以上も増えていることがわかります。
探偵業界では一定の質を確保できるように、「探偵業法」と呼ばれる法律があります。しかし国民生活センターへ寄せられる探偵業に関するクレームは毎年1,500件以上にのぼり、依然としてトラブルが少なくありません。
もちろんほとんどの興信所や探偵事務所は健全な運営をしていますが、中には相談者をだまそうとする悪質な興信所・探偵事務所、興信所を装った詐欺業者がいるので注意が必要です。

怪しい興信所が持つ特徴

普段興信所を利用していないと、何を基準に怪しい興信所・信頼できる興信所を判断すればよいのかわかりません。怪しい興信所は以下で紹介するような、ある一定の共通した特徴を持っています。

探偵業届出証明書を確認できない

興信所や探偵事務所を運営するためには、探偵業届出証明書を取得しなければいけません。探偵業法で定められていることで、各都道府県の公安委員会に届け出をします。
怪しい興信所、特に興信所を装った詐欺業者は、そもそも探偵業届出証明書を取得していません。
通常であればホームページ上に届出番号が掲載されていたり、事務所内に証明書が掲示されていたりするはずです。探偵業届出証明書が確認できない場合は、怪しい興信所だと疑いましょう。

ホームページ上に警察のバナーを表示している

バナーとはウェブサイト上で、リンクが付いた画像のこと。画像をクリックすると、設定してあるURL先にアクセスできるものを指します。
興信所や興信所を装っている詐欺業者の中には、自社のホームページ上に警察のバナーを表示しているところも見かけるでしょう。ホームページ上に警察のバナーがあると、相談者の多くは「ここは警察と関わりがある」「安心して利用できる」と感じるはずです。
しかし警察はバナーの掲載を禁止しています。警察のバナーを掲載している興信所を見つけたら、怪しいと考えてください。

初回相談を外でおこなおうとする

3つ目の特徴は初回相談を事務所ではなく、喫茶店などの外でおこなおうとすることです。ホームページやチラシには事務所の住所を記載していたとしても、実際には事務所が存在していないケースがあります。
また事務所があったとしても、マンションの一室といったケースにも注意しましょう。

早急に契約をさせようとしてくる

一般的に興信所へ調査を依頼する場合、まずは初回相談で依頼したい内容を細かく聞き取り、調査料金の見積もりを出してくれます。契約内容や重要事項についても説明され、相談者には検討する時間が与えられるのが通常です。
その場で契約をしてもよいですが、一度自宅へ持ち帰ってから決めることもできます。
しかし怪しい興信所は、早急に契約をさせようとするのが特徴です。初回相談時に何かと理由をつけて、その場で契約させようとするでしょう。

調査時間や契約プランを勝手に決める

5つ目は調査時間や契約プランを勝手に決めることです。調査時間はそのまま調査費用につながるため、相談者の意思なしで勝手に決めることはありえません。契約プランも同じです。
調査料金をできるだけたくさん取る目的で、調査時間や契約プランを勝手に決める興信所には注意しましょう。必要のない時間まで勝手に調査をおこない、多額の調査費用を請求する悪質な興信所も存在します。

怪しい興信所がおこなう詐欺的行為

最後に怪しい興信所や探偵事務所がおこなう、主な詐欺的講師の中身を見ていきましょう。

調査を一切おこなわない

1つ目は調査を一切おこなわないことです。調査料金を前金で受け取ったにも関わらず、その後の調査を一切、またはほとんどおこなわないケースです。
興信所がおこなう調査は相談者の見えないところでおこなわれており、具体的にどのような調査をおこなっているのかがわかりません。調査が終わった段階で作成される報告書で内容を確認できるものの、デタラメな内容が書かれていることもあります。またそもそも、報告書自体を準備しているところもあるでしょう。

探偵スタッフの水増し請求

調査料金は基本的に、探偵スタッフの人数で料金が変わります。そのため調査に携わるスタッフの人数が多くなればなるほど、調査料金は高くなるのが一般的です。
怪しい興信所の中には、探偵スタッフの人数を水増ししているところがあります。本当はスタッフ2名で調査するにも関わらず、「当社ではスタッフ5名体制で調査をおこないます」などとウソをつき、5人分の人件費を請求してくるのです。
調査内容や難易度によってはスタッフの人数を増やして調査することもありますが、通常は2人~3人です。

アダルトサイトなどの支払い費用を取り戻すとうたっている

アダルトサイトや出会い系サイト、未公開株などで詐欺被害にあった人をターゲットに、「支払った費用を取り戻します」と宣伝をしている興信所があります。
しかし興信所や探偵事務所は、支払ったお金を取り戻すことはできません。業者への返還請求ができるのは法律上、弁護士だけです。
返還請求ができるとうたっている興信所は詐欺業者です。費用を支払うと、そのまま雲隠れしてしまうでしょう。

まとめ

怪しい興信所や詐欺業者には一定の特徴があります。探偵業届出証明書を確認できない、ホームページ上に警察のバナーを表示している、初回相談を外でおこなおうとするなどの特徴があった場合は要注意。何かしらの被害にあう可能性が高まります。
たくさんある興信所の中から、良心的・健全な調査をしているところを見極めるようにしましょう。

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