結婚詐欺や遊び目的も?リスクを回避するマッチングアプリの使い方
スマホがあれば気軽に利用できるマッチングアプリ。「恋人が欲しいけど、なかなか出会いがない!」と感じている人に人気ですが、中には結婚詐欺や遊び目的で利用している人もいるので注意が必要です。
今回はリスクを回避するマッチングアプリの使い方・選びからを解説します。
結婚詐欺や遊び目的の人もいる!マッチングアプリに潜む危険なリスク
「恋人が欲しい」「結婚相手を探したい」などの健全な理由でマッチングアプリを使う人がいる反面、結婚詐欺や遊びといった目的で利用する人も実際に存在します。
まずはマッチングアプリに潜む危険なリスクを見ていきましょう。
結婚詐欺
1つ目のリスクは結婚詐欺です。結婚詐欺とは結婚をエサにして、対象者から金品をだまし取る行為のこと。立派な犯罪です。
マッチングアプリの種類によっては結婚相手募集に特化しており、結婚詐欺師にとってはターゲットを探す絶好の場所。好意を持っているフリをしてターゲットへ近づき、早々に交際を始めます。
結婚したいことをほのめかしながら、何かしらの理由をつけて金品を巻き上げるのが常とう手段です。
最近は国際ロマンス詐欺と呼ばれる、外国人による結婚詐欺被害も多発しています。
遊び目的
遊び目的といっても、友人関係のような遊びではありません。主に男性による女性をターゲットにした、性行為を目的としたものです。
独身でフリーな男性だけでなく、中には交際している彼女がいたり、結婚して妻がいたりするにも関わらず、それらを偽ってマッチングアプリを利用する人もいます。
「彼女募集中」「理想の結婚相手を探しています」といった文句をうたって女性を探し、実際に会って性行為におよぼうとするのです。
デート商法
デート商法もマッチングアプリを利用する際に、注意しておきたいリスクの一つです。ターゲットに恋愛感情を持っているとほのめかしながら、商品の購入やサービスの契約などをさせます。
高額な宝石や不動産の購入、マルチビジネスや投資の勧誘など、ターゲットへ勧める商品・サービス内容は多岐にわたります。
手口は上記で解説した結婚詐欺と似ています。アプリ内でターゲットを見つけたら、好意を持っているフリをして急接近。何度かデートを重ねて、さらに恋愛感情を持っているとほのめかしていきます。
「将来のために、投資用のマンションを買おう」「ペアのリングが欲しいな」などと口にし、特定の商品やサービスの購入・契約につなげるのです。
ぼったくりバーへ連れていかれる
最後のリスクは、ぼったくりバーへ連れていかれることです。ほとんどのケースで男性が被害者となっています。
マッチングアプリ内で知り合った男性と会う約束をして、「前から行ってみたいと思っていたお店があるの」などと言って、ぼったくりバーへ連れていきます。女性とぼったくりバーのスタッフは、初めからグルです。
リスクを回避するためのマッチングアプリの使い方・選び方
マッチングアプリに潜むさまざまなリスクについて見てきましたが、使い方や選び方に気をつければ、気軽に男女の出会いを持てる健全なツールです。
続いてはリスクを回避するための使い方・選び方について紹介します。
年齢が若いにも関わらず高収入の男性は疑う
女性がマッチングアプリを利用する際、年齢が若いにも関わらず高収入をうたっている男性に注意しましょう。特に結婚相手を探している女性の場合、医者や弁護士、会社経営といった肩書きを持ち、高収入の男性には魅力を感じてしまうかもしれません。
男性の年齢が若ければなおさらのことです。
しかし冷静になって考えてみると、年齢が若くて高収入の男性がマッチングアプリで結婚相手を探すでしょうか?普通に生活している中だけで、十分な出会いはあるはずです。
プロフィール欄がほぼ空欄、または書き込み過ぎている
プロフィール欄も要チェックポイントです。
まず真剣に交際相手や結婚相手を探しているなら、ある程度はプロフィール欄に仕事のことや趣味、性格、相手に求めるものなど、自分のことがわかる内容を記載しているはず。もしほぼ空欄だったり、明らかに定型文をそのまま引用してきていたりするような内容の場合、真剣な気持ちで利用していないのかもしれません。
また反対に書き込み過ぎているケースも要注意。特に結婚詐欺師のように相手をだます目的で利用している人は、必要以上のことをプロフィールに記載する傾向があります。
早急に会わない
結婚詐欺師や遊び、デート商法などを目的とする人は、できるだけ早く会おうとします。反対に真剣に交際相手や結婚相手を探している人の場合、まずはメッセージや電話などを重ねて、お互いのことをある程度知ってから会おうとするでしょう。
気になった人がアプリ内で見つかっても、相手に言われるがまま早急に会うのは止めてください。もし相手が悪い目的でマッチングアプリを利用している場合、なかなか会おうとしないことに見切りをつけて、立ち去っていくはずです。
本人確認証明書の提出が義務付けられているアプリを選ぶ
マッチングアプリの中には運転免許証やパスポートといった、本人確認証明書の提出を義務付けているものがあります。
そのようなアプリを選ぶことで、一定の安全性が担保されることでしょう。
監視体制が整っているアプリを選ぶ
アプリの運営スタッフが、定期的にアプリ内のユーザーを監視しているものもあります。悪質だと判断されたユーザーは強制的に退会させられるため、安心して利用できるはずです。
無料で利用できるものを避ける
無料で利用できるアプリは気軽に登録できる反面、無料であることから悪質な目的を持ったユーザーも集まりやすくなります。
有料のアプリには真剣な気持ちで利用したい人が多く集まり、また上記で述べた監視体制が整ったものもあります。できるだけ有料のマッチングアプリを使うようにしましょう。
まとめ
マッチングアプリは気軽に利用できる反面、結婚詐欺や遊び目的の人も紛れているため注意が必要です。
今回紹介した使い方や選び方も参考にして、健全な出会いを楽しみましょう。