尾行は犯罪になる?安全に相手の情報を得るための方法を解説します

「夫が浮気している現場を押さえたい」「彼女が普段、外でどのような行動をとっているのかを知りたい」「結婚しようと思っている相手が、詐欺師ではないかを知りたい」といったさまざまな理由から、特定の相手を尾行しようと思っている人はいませんか?
尾行は特別な機材などを使用しないため、素人でも気軽にできる調査方法の一つです。しかしそもそも犯罪に該当しないのでしょうか。
今回は尾行が犯罪になるのかどうかについて、安全に相手の情報を得るための方法と一緒に解説します。
尾行は犯罪に該当する可能性がある
結論から述べると、一般人による特定の相手への尾行は、犯罪に該当する可能性があります。
現在日本には「ストーカー行為等の規制等に関する法律(ストーカー規制法)」が制定されており、尾行を始めとする迷惑行為について規定がされています。ストーカー規制法では尾行や付きまとい、待ち伏せといった行為を、何度もくり返しておこなうことをストーカー行為と呼び、懲役刑や罰金刑を科しているのです。
個人でおこなう浮気調査や身辺調査と一口にいっても、事情や内容はケースによってさまざま。ケースによっては上記で述べたストーカー行為に該当しないかもしれませんし、反対に該当するかもしれません。
特に恋愛がらみの尾行は、ストーカー行為と思われる可能性が高まるでしょう。
またストーカー規制法以外にも、各都道府県で定めている迷惑防止条例に引っかかる可能性も否定できません。
個人で尾行する際に注意したいこと
個人でおこなう尾行は、犯罪に該当する可能性があることを解説しました。しかし中には例え犯罪に該当する可能性があったとしても、尾行をして相手の情報を得たいと思う人もいるかもしれません。
続いては、個人で尾行する際に注意してほしいことを紹介します。
尾行がストーカー規制法や迷惑防止条例に該当しないかを確認する
まずはこれから実施しようと思っている尾行が、ストーカー規制法や迷惑防止条例に該当しないかどうかを確認することです。
どのような行動が該当するかは、それぞれの法律に規定されているため、リスクを減らすために確認しておくとよいでしょう。
ただし自己判断で「該当しないから大丈夫」と思っていても、実際に該当してしまうケースもあるので注意が必要です。
尾行によるリスクを考える
尾行をしていることが相手に知られてしまった場合、相手との関係性は壊れてしまう可能性が生まれます。
例えば夫の浮気証拠をつかむために尾行をしたけど、浮気はしてなかった場合、夫からの信頼は一気に崩れてしまうでしょう。
尾行には一定のリスクがあることを理解して、自分にとって本当に必要なのかどうかを一度考えてみてください。
普段とは違った服装で尾行する

3つ目は普段とは違った服装で尾行することです。特に夫や妻、彼氏や彼女といった日常的に接する機会が多い相手を尾行する場合、いつもの服装では相手に知られてしまう可能性が高まります。
尾行用の服装を準備して、相手に気づかれにくいように配慮しましょう。
また尾行途中で服を変えるのもおすすめです。相手の視界に同じ服装をした人が何度も入ると、不審に感じるリスクが生じます。
尾行中に上下を変えるのは難しいため、せめて上着だけでも変えるとよいでしょう。あらかじめ上着を2枚ほど、カバンの中に入れておくのが便利です。
適切な距離をキープする
尾行で大切なのは相手との適切な距離。見失わず、また相手から知られない距離を保つことが欠かせません。
人混みの中では見失う可能性が高まるため、通常よりも相手との距離を詰めます。反対に人が少ない場所や、視界が広がって隠れる場所がないところでは、相手との距離を意識的に空けるようにしましょう。
交通系電子マネーにチャージをしておく
5つ目は交通系電子マネーにチャージしておくことです。尾行途中で相手が電車に乗ることがあるかもしれません。
もし交通系電子マネーを持っていなかったり、チャージがされていなかったりすると、券売機で切符を購入する手間が生じます。購入している間に、尾行している相手を見失ってしまう可能性もあるでしょう。
尾行前に交通系電子マネーを準備して、数千円分はチャージしておくのがおすすめです。
相手が警戒し始めたら尾行をストップする
もし尾行途中で相手が警戒し始めたら、尾行をストップした方が賢明です。
「周囲をキョロキョロと見渡す」「必要以上に何度も立ち止まる」といった行動が見られる場合、あなたの尾行を警戒しているのかもしれません。「警戒している=やましいことを隠している」ともいえますが、もし尾行されていることが気づかれてしまっては大変です。前述したように相手との関係性が壊れるだけでなく、浮気調査の場合は二度と証拠を残さないかもしれません。
思いきって尾行をストップして、また違う日に設定するようにしてください。
尾行調査は探偵事務所に依頼するのがベスト
個人でおこなう尾行は犯罪に該当する可能性があること、そして相手に知られてしまう可能性があることなどから、非常に難易度が高いものであることが分かります。
そのため尾行調査は専門業者である、探偵事務所へ依頼するようにしましょう。
探偵事務所がおこなう尾行は違法ではありません。ストーカー規制法のストーカー行為に該当しないこと、そして探偵業法という法律によって認められていることが理由です。
豊富な調査実績と高い調査スキル、最新の調査機材をフル活用して、浮気調査や素行調査、結婚調査などで高い結果を出してくれます。
もちろん調査料金が必要となりますが、安全面と高い効果を考えると、コストパフォーマンスに優れているといえるでしょう。
まとめ
個人でおこなう尾行はストーカー規制法や、各都道府県の迷惑防止条例などに該当し、犯罪として認められてしまう可能性があります。また尾行中に相手に気づかれてしまうリスクもあるでしょう。
そのため尾行調査は探偵事務所へ依頼するのがおすすめです。多くの探偵事務所では初回相談を無料でおこなっているため、浮気調査や結婚調査などを考えている人は、気軽に相談してみてはいかがでしょうか。