家出にいたる心理的特徴とは?事前にできる予防策も解説します
家族や恋人、友人など、あなたにとって大切な人が家出をしたら心配になりますよね。家出をする人の細かい心理的特徴や原因はケースによって異なるものの、ある程度共通したものもあります。
心理的特徴、そして考えられる原因を理解することで、居場所を特定につながるようなヒントを得られるかもしれません。
今回は家出にいたる心理的特徴を、事前にできる予防策と合わせて解説します。
家出にいたる心理的特徴3選
家出にいたる心理的特徴は、大きく分けて3種類あります。子供から大人、男女関係なく、ある程度は共通した心理的特徴があるのです。
それぞれの詳細を見ていきましょう。
いまの状況からとにかく逃げ出したい
まずはいま置かれている状況から、とにかく逃げ出したいと思っていることです。
「学校でひどいいじめにあっていて、居場所がどこにもない」「親が受験指導に熱心で、家にいても休まらない」「返済できないほどの借金を抱えており、自宅に業者が取り立てに押しかけてくるようになった」など、何かしらのことが原因となって、とにかくいまいる場所から逃げたいと思っているケースですね。
一時の高まった感情で反動的に家出をするケースもある一方、長い時間をかけて計画的に家出を実行するケースまであります。
自分の要求を通したい
2つ目の心理的特徴は、自分の要求を通したいことです。何か欲しいものがある、いまいる環境を改善してほしいなど、何かしらの訴えを持って家出をするケースです。
一種のストライキのようなもので、要求が通るまでは戻ってこないこともあるでしょう。
自分のことを理解してもらいたい、アピールしたい
最後は自分のことを理解してもらいたい、または自分の存在をアピールしたいことです。
親がかまってくれないことから寂しさを感じて家出をするケース、または夫婦ケンカをして家出をするケースなど、多くは近くにいる人間関係が原因となっていることが少なくありません。
基本的には構ってもらいたい、自分にもっと関心を持ってもらいたいと思っているケースですね。
未成年の子供の家出に見られる心理的特徴
小学生や中学生、高校生などの未成年者でも家出をするケースは決して少なくありません。
彼らにはどのような心理的特徴があるのかを見ていきましょう。
親への反抗心を持っている
まずは親への反抗心を持っていることです。特に小学校高学年以降になると思春期を迎え、親に反抗する感情が芽生えがち。
親から「勉強しなさい」「塾に行きなさい」「部屋が汚い。ちゃんと掃除しないと」などの言葉に対して、反抗的な気持ちを持つようになります。
反抗心を持つのは成長過程で当たり前のことですが、子供によっては大きなストレスとなって家出につながってしまうこともあるでしょう。
自分の存在意義を確かめようとしている
子供は親としての経験を一度も持っていないため、親が子供に対してどのように思っているのかを推測することは不可能です。
子供によっては「親から愛されていない」「何のために生きているのか分からない」などと疑問に感じることもあり、自分の存在意義を確かめることを目的に家出をすることがあります。
本心から家出をしたいわけではなく、家出をしたとしても早く親に見つけてもらいたいと思っているのが特徴です。
スリルを求めている
最後はスリルを求めていることです。
毎日決まった時間に学校へ行って勉強をして、家に帰るとすぐに塾に向かう。いつも勉強ばかりで遊ぶ時間もない、そして代わり映えのない毎日を送っていると、子供によっては退屈さを感じてしまうことでしょう。
普段は決して感じることのないスリルを求めて、家出をする子供も実際には存在します。
成人者の家出に見られる心理的特徴
続いては成人者の家出に見られる心理的特徴を紹介します。
心配してもらいたい
1つ目は家族や恋人など、周りにいる人たちに心配してもらいたいことです。
何かしらの理由で周りにいる人たちから心配してもらいたい、大騒ぎになってもらいたいと思うことから、家出にいたってしまうのですね。
一人になりたい
仕事や家庭、借金など、人によっては大きいしがらみを抱えていることもあるでしょう。ずっとストレスに我慢をして生活していても、ある時フッと緊張の糸が切れてしまうかもしれません。
とにかく「一人になりたい」と思い、突発的に家出をするようなケースです。
家出を防ぐためにできること
家出を防ぐためには、どのようなことが重要なのでしょうか。家出の原因にもよりますが、特に人間関係が原因の家出防止で最も大切なことの一つが信頼関係の構築です。
家出をする人、そして家出をされる人、双方で上手にコミュニケーションが取れていなかったり、互いのことを思いやれなかったりすることは少なくありません。
何でも心から話せる関係とまでは言えなくても、気兼ねすることのないほどの信頼関係があれば、家出にまでいたる状況を作らずに済むでしょう。
家出先がどうしても分からない場合にできること
家出をした家族や恋人、友人などを探すために、いろいろと手を尽くしてみたものの、行方がまったくつかめない。そのようなときにおすすめなのが、探偵事務所への依頼です。
豊富な調査実績と高い調査スキル、そして充実した調査機材やネットワークをフル活用して、家出人の行先を調べてくれます。
もちろん調査費用は必要です。しかし家出人が事件に巻き込まれるなどの大きな出来事になる前に、行方をつかむためには役立つでしょう。
まとめ
家出をする人には、ある一定の共通した心理的特徴があります。どのような特徴を持っているのかを理解することで、実際に家出をした際の行方をつかむヒントとなることでしょう。
家出を防ぐために大切なのが、信頼関係の構築です。普段から互いのことを思いやって、コミュニケーションを取っておくことで家出を防ぐ一助となります。
家出先がどうしても分からない場合、探偵事務所に調査依頼をする方法があります。多くの事務所では初回相談を無料としているため、気になった人は気軽に相談してみてはいかがでしょうか。