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探偵コラム

ストーカーの心理から考える!ストーカーの対策・対処法をご紹介

付きまといや嫌がらせを繰り返すストーカー。ストーカーは放っておくと身の危険を感じることも多く、自分だけでなく友人や家族にも影響が及びます。どうにか対策したくても、自分ひとりの力ではどうにもならないのが、ストーキングの恐ろしいところです。また、警察には届けたもののなかなか捜査が進まず、事態は硬直状態のまま…というケースもあるかもしれません。そこで今回は、ストーカーの心理から対策・対処法をご紹介します。今ストーカーに悩んでいる方、どこに相談すべきか事前に知っておきたい方はぜひチェックしてみてください。

ストーカーには5つのタイプがある

前兆なく突然始まるストーカーの被害。このストーカー行為を繰り返す本人には、性格上共通したタイプがあると心理学の世界では考えられています。ほとんどのストーカーは恋愛的もしくは被害的妄想があり、これをこちらに伝えたいためのコミュニケーションが変容してストーキングになりますが、まずはストーカーの心理を5つのタイプ*1に分類したものを見ていきましょう。

*1参考:ストーカーの心理学 著:福島彰 (PHP新書)

イノセントタイプ

イノセントタイプは、面識のない相手にストーカーが一方的な感情を抱き、ストーキングに及ぶものです。イノセントとは「無垢、罪がない、無邪気」といった意味合いを持ちますが、これはストーカー本人のこと。無意識的にストーカー行為を繰り返しており、本人に罪悪感や加害した意識がないのが特徴です。

具体的な例を挙げてみると、一目ぼれの意識がこれに値します。通りすがりの知らない人を好きになり、尾行したり手紙やプレゼントを贈ったり、自分の恋情に執着する。この行為自体が相手とのコミュニケーション手段になっているため、「やめて欲しい」と言われても罪の意識が芽生えません。相手と交際している、自分のことを好きに違いないといった勘違いするストーカーも、このタイプに当てはまるでしょう。

挫折愛タイプ

以前知り合いの関係であった人物が、関係が終わったにもかかわらず修復を迫るのがこのタイプのストーカーです。元交際相手などがストーカーになると、この心理が働いていると考えてよいでしょう。

いくら長く交際していたとしても、性格や本質が合わなければ破局します。これをストーカーは認められないため、「相手の心変わりが許せない」「自分は悪くない」とストーカー行為を肯定してしまうのです。元交際相手だけではなく、友人・知人の関係であったが一方的に恋愛感情を持った人、もしくは告白したけれど断られたなどの人がこのタイプのストーカーになることもあります。

破婚タイプ

先ほどの「挫折愛タイプ」が元交際相手だとしたら、こちらは元結婚相手が当てはまります。気を付けておきたいのは、元々婚姻関係にあった二人はより相手のことを把握しており、一緒にいた時間も長いという点です。相手を深く知っている自負がある分、愛憎の葛藤も深くなると考えられています。どのタイプにも言えることですが、特に破婚タイプのストーカーは重大な事件に発展することも多く見られるため、早期解決と十分な対策が必要です。

スター・ストーカー

芸能人や有名人、テレビでよく見るタレントなど、こうした著名人を標的とするストーカーです。この心理は「手の届かない憧れの人と知り合いたい」や「スターを標的にすることで自分が報道され、有名になりたい」などが考えられます。

芸能人との距離はSNSが流行する現代では、徐々に近くなっていると言えるでしょう。面識がなくても、自宅にいても、SNS上でアカウントを取得すれば一方的ながら相手にコンタクトが取れるからです。また、著名人の中にはリアルタイムで映像配信を行うYoutuberなども含まれます。Youtuberはさらに一般人とのやり取りも多く、このタイプのストーカーをより過激化させることもあるでしょう。単なるファンとの違いは、「私はスターに愛されている」「愛し合っている」といった妄想が含まれ、実際に迷惑行為に及ぶ点が挙げられます。

エクゼクティブ・ストーカー

スターほど有名ではないけれど、ある程度の知名度があり社会的地位が高い人を被害者とするストーカーです。学校の先生や教授、弁護士や広く相談に乗ってくれる対人サービス業のスタッフなどが当てはまります。

例えば顧客個人とのやり取りが多いカスタマーサービスを仕事とする方は、客からの一方的なストーカーに悩むことも多いでしょう。このときのストーカー心理としては勝手に「相手は自分のことが好きだ」「相手は自分が気になっている」などの幻想があり、その結果として迷惑行為に至るパターンがほとんどです。

以上のタイプを見てみると、心当たりがある方もいるかもしれません。すべてのストーカーに共通するのは想像力が豊かで、思い込みで人間関係を構築している点です。「自分は被害者にはならない」とは言い切れないのがストーカーの怖いところで、特に周囲の人間に心当たりがあれば気を付けておくことをおすすめします。

ストーカーになりやすい人の特徴

ストーカー被害に遭わないために、事前に交際相手や結婚相手は見極めておきたいものです。ここではストーカーになりやすい人の特徴をまとめました。すべての方に当てはまるわけではありませんが、一度参考にしてみてはいかがでしょうか。

狭いコミュニティで生きている人

付き合う人間の人数が限られており、コミュニティも狭い方はそれだけ視野も狭く、ストーカーになりやすい傾向があります。自分の行動範囲も狭いため、周りにいる人特に恋人には執着しがちだからです。

人の意見を聞き入れない、というよりも他人の意見に左右されず生きている人ほど自分を正当化しやすいもの。その分、ストーカーといったやってはならないことも自己肯定してしまうため、注意が必要です。

恋愛経験が少ない人

恋愛経験の少ない方が「悪い」というわけではありません。ただ、経験が少ないと異性との距離感が分からず自分をアピールする方法に悩み、場合によってはストーカーに発展してしまう恐れもあります。交際が仮にスタートしたとしても、「この機会を逃すともうチャンスはないかもしれない」と交際相手により執着することもあるでしょう。恋愛経験の少なさがストーカーになる決定打とは言えませんが、留意しておきましょう。

嫉妬深い人

ストーカーに共通するのは、常人とはけた違いに嫉妬心や束縛する気持ちが強いことです。もちろん嫉妬されることに喜びを感じる方もいるかもしれませんが、こちらの行動を逐一把握したい人や付き合う人間関係を制限したがる人は、その後関係がなくなったとしてもストーカーになる傾向が強いと言われています。もし交際相手にこの傾向が見られたなら、一度関係を見直すべきではありますが、別れる際には慎重に進めないと逆上してストーカー行為に及ぶ可能性も否めません。

連絡頻度が高い人

こまめな連絡をする人は、マメな性格とも言えます。しかし、頻繁に通話したいタイプやずっとLINEなどのメッセージでやり取りしたいという人は、その分「ずっと相手とつながっていたい」という願望が強いと言えるでしょう。相手のすべてを把握したい、支配したいという気持ちはストーカーの心理ともつながっています。これももちろん人との関係性において連絡のやり取りは大切であるため、一概にはすべてストーカーになりやすいとは言えません。「度が過ぎた感情」や「他人との距離感をコントロールできない」のがストーカーの特徴であるため、身の危険を感じるようであれば適度に距離を置くことをおすすめします。

ストーカー被害に悩んだら?対策法とは

ここまでストーカーの心理や特徴から、対策できる方法を考えてきました。具体的にどのように動けばよいのか、確認していきましょう。

警察に届け出を行う

ストーカーに悩んだら、「誰がストーカーなのか」と悩む前に身の危険を感じることを警察に届け出ましょう。ストーカーに巻き込まれた方によく見られるのが、「事件が起きてからでないと警察は動いてくれない」「小さなことで相談しても取り合ってもらえない」というものです。確かに事件性の高いものから捜査は進むため、すべてのケースですぐに犯人が逮捕されるというわけではありません。しかし、警察にも

・犯罪や事故の発生に至ってはいないけれど相談したい

という方専用の窓口が設けられています。全国共通の電話番号も設置されているため、誰にも相談できず悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。

(参考:https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201309/3.html

一人になる機会を徹底して減らす

ストーキングは対象者が一人でいればいるほどやりやすく、またエスカレートしがちです。帰宅中にストーカーされるようであれば、通りの多い道を選んだり遠回りであっても明るい帰路を選んだりするようにしましょう。できれば誰かと一緒にいることが望ましいので、一人になる機会を徹底して減らすことがおすすめです。

もし身の危険を感じれば、短距離であってもタクシーを利用したり場合によっては引き返したりするのもよいでしょう。周囲の人間に早めに相談し、一人でストーカー対策をしない心がけが大切です。

SNSの運用の見直しを

最近人気のSNS、ツイッターやインスタグラムでは「位置情報」を一緒に投稿することができます。写真の投稿ができるインスタグラムでは、おしゃれでキレイな画像というだけでなく、「誰と」「どこに」「いつ行ったのか」といった情報も同時に発信してしまうため注意が必要です。ツイッターはリアルタイムで「今なにをしている」を投稿できるものであるため、ストーカーにとって格好の情報源です。

どのSNSにも閲覧者を制限する機能が付いています。全体公開になっているようであれば、写真の投稿をやめたり閲覧者制限を設けたりして対策をとりましょう。意外なところから個人情報は漏れやすいので、SNSの運用は慎重に行わなければなりません。

「アカウントを消せばすべて解決する」と思っている方も多いですが、一度ネットにアップして公開された情報は、スクリーンショットや魚拓サービスなどでいくらでも保存する手段はあります。デジタルタトゥという言葉もありますが、自分の情報だけでなく家族や友人の情報も知らないうちに漏らしている可能性もあるため、一度自分のSNSの使い方に問題がないか確認しておきましょう。

防犯グッズを身に着ける

防犯ベルや防犯スプレーなど、グッズを常に携帯しておくのも大切です。いざというときに身を守るだけでなく、助けが早く来るため安心して行動できるでしょう。ただ、咄嗟の瞬間は何もできなくなる方がほとんどです。防犯グッズは信用できるアイテムではありますが、「これがあるから一人でも大丈夫」と過信したりせず、他の対策と組み合わせて万が一のために用意しておきましょう。

探偵や興信所に相談する方法も

探偵や興信所に相談し、ストーカーの問題を解決する方法もあります。探偵などの調査機関は「浮気調査」を行う印象が強いかもしれませんが、自分だけでは調べきれないもの、例えばストーカーは誰なのか、ストーカーの現場などを証拠として押さえてくれるものでもあります。

探偵を雇うメリットは、早期解決が望めることと警察に相談する際、有力な証拠を提出できる点にあります。ストーカー被害に遭っている間、誰が犯人かを突き止めるのはまず不可能で、リスクも高いためおすすめは決してできません。探偵は調査に関する専門家であるため、依頼人の安全を守りながら素早く調べることが可能です。ただ、こうした調査機関はストーカー本人とコンタクトをとって直接やめるよう呼びかけることはできません。調査の報告書と一緒に警察へ届けると犯人の特定が進むため、警察への届け出のお手伝いをしてくれる機関だと認識しておいてください。

まとめ

普通の感覚では理解できない感情を持つのが、ストーカーの特徴です。防ごうと思ってもなかなか自分だけではうまくいかず、放っておくと被害が過激化することも考えられます。このとき、探偵や興信所の調査が役立てられることもあるため気になる方はまずは相談から始めましょう。重大な事件に発展する前に、早期的な解決を目指してみてください。

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