夫のキャバクラ通いに悩む方へ…。これは浮気になる?浮気の定義とは

妻が心配になる夫のキャバクラ通い。独身時代からキャバクラが好きで、結婚してもやめてくれずに悩んでいるという方は少なくありません。しかし、「結婚してからもやめないキャバクラ通いは、浮気にならないの?」と疑問に思うこともありますよね。今回は、キャバクラ・風俗通いが浮気になるのかどうか、浮気の定義と合わせてご紹介します。
そもそも「夫婦の浮気」の定義とは

結婚前もした後も、気になるのが相手の浮気。カップルの間は浮気をしても特にペナルティがありませんが、婚姻届を出して夫婦になると浮気の賠償をする責任が発生します。
また、夫婦間においては浮気ではなく「不倫」「不貞行為」という呼び方が正しいです。これは法律によって社会的立場が約束された夫婦を壊す行為であり、不倫や不貞行為が分かると配偶者からの慰謝料請求・賠償請求に応えなくてはなりません。
不貞行為の定義を以下にまとめました。
・配偶者以外の人物と継続的に肉体関係をともなう交際をしている
・肉体関係を匂わせるような交際をしている
・性交渉までは行かなくとも、疑似的な行為を繰り返している
厳密に言うと、体の関係がなければ不貞行為にはなりません。ただし、成人し独立した人間として、社会通念的に度を越えた男女の関係を結んでいれば(人前でキスをする、性行為はしないがたびたびお互いの自宅に宿泊しているなど)夫婦関係を破壊しているとみなされ、浮気に分類されることもあります。
では、キャバクラや風俗通いだとどのような判断になるのでしょうか。次に、「キャバクラ通いが浮気になるのかどうか」を解説していきます。
キャバクラ・風俗通いは浮気になる?

先ほど、肉体関係やその疑似的行為が繰り返されれば不貞行為になることをご紹介しました。ただし、キャバクラや風俗だと考え方が少し異なります。
キャバクラや風俗の中には、異性の体を触ったり性交渉がなくとも疑似的行為をサービスしたりするお店もあるでしょう。例え利用客が既婚者であったとしても、これらの行為は浮気・不貞行為とは認められません。なぜなら、キャバクラ・風俗の店員は営業行為をしているまでに過ぎないからです。また、風俗店が行う営業行為は「風俗営業などの規制及び業務の適正化等に関する法律」通称、風営法によって定められています。この範囲内であれば、例え妻が「キャバクラ通いを訴えてやる」と言っても、通用しないわけです。
まとめると、
・単にキャバクラ通いをしている
・店内でハグやキスをした
・店外で食事(いわゆる同伴やアフターなど)をした
・店員にプレゼントを渡した
などは、不貞行為ではありません。
それでも気を付けたい!夫のキャバクラ通い

ただキャバクラに通っているだけであれば不倫にはなりませんが、気を付けておきたいポイントがあります。
実は店員と不倫しているケース
夫のキャバクラ通いで悩む妻の中には、「どうしても怪しい」と疑問に思う方もいるでしょう。事実が知りたいために探偵や興信所の浮気調査を依頼した結果、風俗店に勤める店員と不倫関係になっていたケースも多いです。
ただし、この浮気を証明するのは少しややこしく、
・キャバクラに行った日とは別に店員と夫が二人きりで会っている
・二人には肉体関係がある
ことをはっきりさせなくてはなりません。店外で落ち合っている証拠写真や、ホテルへの出入りが確認できるものが必要となるため、証拠集めは難しくなります。
個人での浮気調査は困難を極めるため、どのようなケースでも配偶者の浮気を調べるのであればプロに依頼するのがおすすめです。自分だけで調べるよりも早く、裁判でも通用する確実な証拠が手に入ります。また、浮気相手である店員へも慰謝料を請求したい・誓約書を結びたいのであれば、なおさら調査機関の力を借りた方が確実です。個人で調べた結果、浮気相手ではない人物のことを執拗に探ってしまい、かえって自分の立場が悪くなることも考えられるため慎重に行動しましょう。
不貞行為ではなくても夫婦の問題になるケース
「キャバクラに通うだけなら不倫じゃない!」と開き直って自分の行動を肯定するパートナーもいますが、そうでなくても風俗店に通う飲食費やプレゼント・食事代などが嵩み家庭に影響を与えることもあります。妻側としては、夫がキャバクラにのめりこんで遊び回っているのは、見ていて気分が良いものではないですよね。
キャバクラ通いは金銭的問題がどうしても発生します。そのため、不貞行為をしていなくても家族への印象は悪く、最悪の場合別居や離婚に至ることも頭に入れておかなくてはなりません。
夫のキャバクラ通いをやめさせるには?

最後に、キャバクラ通いに悩む方へ向けて対策法をご紹介します。
「どんなところなの?連れて行って」とお願いする
キャバクラ通いを辞めて欲しくて何度もお願いしているにもかかわらず、それでも夫の風俗遊びがなおらないときは「自分も連れて行って欲しい」と頼んでみてはいかがでしょうか。
キャバクラではパートナーと一緒に来店しても、もちろん同様に接客してもらえます。さらに、お店や店員は妻側を褒めることに徹底するでしょう。
そこで「自分のパートナーはいい女なんだ」と夫が感じればキャバクラ通いに歯止めがかかる可能性もあります。
お金の管理を厳しくする
キャバクラ通いにはお金がかかるため、ある程度自由に使える収入がある人ほど夢中になりやすいです。どうしてもキャバクラ通いを辞めてもらえなければ、まずは夫のお金の管理を受け持つようにしましょう。
極端に厳しくすると、金融機関に借りるなど別のトラブルが起こりかねないため、がんじがらめに管理するのはおすすめしません。お互いにある程度の余裕を保ちつつ、金銭面に気をかけているとキャバクラ通いを抑制できるかもしれません。
自分の意見をはっきり言う
怒りに任せて訴えても、泣いてお願いしても聞いてくれないときは自分の意見をはっきりと伝えてみましょう。「仕事の付き合いなら許すが、頻繁に行くのは我慢できない。このままでは別居か離婚する」と今後どうなるのかを具体的に説明すると、より効果が期待できます。
まとめ
キャバクラ通いが発覚しても、店外での性交渉がともなう男女関係でない限り、浮気ではありません。しかし、お願いしても夫がキャバクラ通いをやめてくれなかったり、どうしても怪しい気配があったりするときは、何かが隠されているケースもあります。一人では解決できず、どうしても悩むようなら探偵や興信所の浮気調査を依頼しましょう。相談だけでも受け付けているため、第三者の手を借りることを検討するのもおすすめです。