携帯・スマホで浮気調査は可能?自分で調べる方法とそのリスクとは
「パートナーが浮気しているかもしれない…」。怪しい言動や噂を耳にすると、浮気を疑う気持ちがなかなか晴れませんよね。そのとき真っ先に調べようと思うのが、普段携帯しているスマートフォンではないでしょうか?浮気を調査するにはスマホを見ればよいとはよく言われていますが、どうやって調べるのか分からない方も多いです。今回は、携帯・スマホを使って浮気調査する方法と、そのリスクをご紹介します。
携帯・スマホにはどんな浮気の証拠がある?
浮気を調べるときについ見てしまいたくなる、相手のスマートフォン。しかし、中にはどんな浮気の証拠があるのでしょうか。例を挙げて考えていきましょう。
浮気相手とメッセージなど連絡のやり取り
浮気相手と連絡を取るには、大半の方が私用のスマートフォンを使っています。LINEやカカオトークなどのメッセージアプリを使ったり、インスタグラム・ツイッターなどのSNSを介して連絡したりと手段はさまざまですが、もし、スマホを見ることができたら相手とのやり取りが分かるでしょう。
位置情報を使えば浮気現場がどこかが分かる
次はスマホに搭載されているGPS機能についてです。地図アプリや検索エンジンにも、最近では「位置情報を発信する」という機能が付いており、これを使うと相手のスマホが今どこにあるのかがリアルタイムで分かるようになります。
「浮気が疑われる時間」に相手のスマホ位置情報を取得してみると、場合によっては浮気現場が分かることもあるでしょう。後ほど説明しますが、アプリを使えば滞在時間も把握できるため、浮気現場や浮気の証拠になり得るかもしれません。
浮気相手との写真など
慎重なタイプだと、浮気相手とのやり取りはすべて消去し、会うときはGPSで位置情報を取得されないようスマホの電源を切るという人もいます。すると、スマホには浮気の証拠が一つも残っていないような気がしますよね。
しかし、浮気相手と撮った写真などがスマホには残っていることもあります。また、ウェブ検索履歴には浮気相手とのデートのために、観光地や飲食店を調べた形跡があるかもしれません。
このように、スマホには浮気の証拠が残っていることが多いです。
「相手のスマホを勝手に見る」ときに起こるリスク
スマホの中に浮気の証拠があるのなら、ロックを無理やり解除して調べたい!
そう思う方もいるかもしれませんが、まずは相手のスマホを勝手に見るとどんなリスクがあるのかを考えていきましょう。
プライバシー権の侵害
よく聞くことの多い「プライバシーの侵害」。このプライバシーとは、自分だけにしか知り得ず、他人に知られたくないごく個人的な情報を指します。
プライバシーは憲法で守られている人権のひとつでもあり、勝手に他人によって侵害されてはなりません。職場の上司や同僚といった家族以外の人間はもちろん、親子関係であっても夫婦関係であっても、個人がある限りプライバシー権は発生します。
スマホの中にある情報は、極めて私的な情報です。中には「やましいことなどないから隠す必要もない」という方もいるかもしれませんが、例え夫婦であってもパートナーの私的な情報を暴くことは許されていません。
よって、スマホの中身を勝手に見ることが露呈すると、プライバシー権の侵害に当たる可能性が高いです。もし相手から訴えられると、損害賠償請求に発展することもあります。
不正アクセス禁止法違反の恐れ
まず、相手のスマホを見るにはロックがかかっているかどうかを確かめます。このとき、ロックがあるにもかかわらずナンバーを盗み見たりして他者が勝手に解除すると、「不正アクセス禁止法」に抵触する恐れがあります。
不正アクセス禁止法とは、フェイスブックやamazon、Googleなどのアカウントやパスワードを用いるサービスにログインすることを禁止するもの。これを破ると、犯罪行為とみなされることもあるのです。
相手に「浮気を疑っている」ことがばれる
プライバシー権の侵害や、不正アクセス禁止法に抵触する恐れがあっても、訴えられなければ賠償責任などは免れます。ただ、相手が「自分のスマホを配偶者が勝手に見た」ことに気付かないかどうかは別の問題です。
相手のスマホを一度見てしまうと、継続して浮気調査をしてしまう方は多いと言われています。自分でスマホを操作しているときに思い浮かべて欲しいのですが、「メッセージがすでに既読がついている」「なんだか電池の消耗が激しい」といった異変に気付く方もいるのではないでしょうか。こっそりスマホを見ているつもりでも、相手にバレてしまうケースはとても多いものです。
浮気を疑い、さらにスマホを盗み見られたと分かると、例え浮気をしているパートナーであってもあなたを責める気持ちが芽生えるでしょう。浮気という過失を起こしたのはパートナーであるというのに、あなたの立場が悪くなることもあります。浮気を巧みに隠される可能性も出てくるため、浮気を個人で調べるには慎重に行動しなくてはなりません。
スマホを使って浮気調査する方法
ここからはスマホを勝手に盗み見ることなく、浮気調査する方法をご紹介します。
相手のスマホ使用頻度を見る
浮気相手ともしスマホで連絡を取っていたならば、パートナーは常にスマホを携帯するはずです。普段なら放っておく入浴中やトイレなどのタイミングでも、持ち込むようなら注意しておきましょう。
たったこれだけで浮気の可能性が分かることもあるため、冷静に相手を観察するのもひとつの手段です。
位置情報共有アプリをインストールしてもらう
相手のスマホを操作し、勝手にアプリをインストールするのはもちろん「不正アクセス禁止法」に触れる恐れがあります。けれども、相手に事情を話して位置情報共有アプリをインストールしてもらう分には、何も問題はありません。
一見不可能に思える方法ですが、あなたが浮気を疑って不安に思う気持ちや、連絡をもっとこまめに取り合いたい思いは相手に伝わっていない場合もあります。素直に話して、浮気の抑制につながるアプリをお互いに入れてみましょう。
まとめ
浮気調査といえば思い浮かぶ相手のスマホを見る行為。しかし、場合によっては損害賠償請求の対象となることもあります。個人で浮気を調べるには大変な労力とリスクが付きまとうため、まずは調査機関にプロの調査を依頼しましょう。探偵や興信所では無料相談も行っているため、話をしてみるだけでも問題解決への近道となる場合もあります。